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手作りを楽しもう てづくり*てづくり
猫汕雑貨店(ねこあみざっかてん)スタッフブログ
着物・手作り和装小物や手作り雑貨・お料理など、 日々の暮らしまわりのあれこれです。
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以前購入した古い和布の山の中に
洗い張りに出されてそのままになっている
絽の襦袢地が入っていた。


ほんのりと淡い桜色の気持ちの良い正絹だが、
長い時間放置されていたものらしく
全体が黄ばんだようにくすんでいる。


これを灰汁(灰のうわずみ液)で
小一時間程、ことことと煮て汚れ落しをした。


灰汁についての記事はこちら
 ↓
紙ゴミの灰をクレンザー代わりに使ってびっくり効果!(その1)
灰の上澄みで正絹の布の漂白に挑戦!


さっぱりと黄ばみが落ちて、気持ちよく洗い上がった。

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長時間水に浸けるので、けっこう縮むかもしれないが
縮むなら縮んでしまえばよろしいと思ってやってみたら
ほとんど縮まなかった。
絽の布は縮みにくいのかもしれない。


とはいえ洗い張りは本来、
専門の悉皆屋さんにお願いするもの。
これはダメもとの古布なので自分でやってしまったが
みなさんが大切な着物や反物を洗う時には
専門店に相談されるのが一番だと思うよ。


悉皆というのは「すっかり」とか「残らず」という意味で
着物について選び方やオーダー、メンテナンス等まで
総合的にアドバイスをするお仕事。


白生地から好みの柄を染めたり
しみ抜きや、染め替え、洗い張りなどまで
なんでも相談にのってくれる頼もしい専門家。


そういえば白州正子氏の「きもの美」に
面白い呉服屋さん(多分悉皆の方)の話があった。
氏の言葉によると「ずぼらで、酒呑みで、怠け者」と
身も蓋もない書かれようではあるけれど
発注者の希望を受け止める勘は天才的で
ほとんど芸術家に近い感覚を持った人だったらしい。


「お客様は、自分勝手に注文をなさる。
 それは口ではいえないが、
 心の中でははっきりと見えていらっしゃる。
 それを過不足なくとらえるのが、私の役目で、
 ……エヘ、、どうも偉そうな事を申しまして」


「奥様方のお召しものを作るんでも、
 あっしは、一つ一つ、惚れた女のきものを
 作るつもりでやってるんです。
 それでなきゃ、気に入ったものはできやしません」


……怠け者とは思えないなぁ。
注文を形にするのに、妥協がない分
時間が掛かっていただけでは?


私の仕事でも、よくある事で
クライアントは要望をうまく伝える事ができないけど
希望のイメージは持っていらっしゃる。
それをくみとって、形にするのがデザインの仕事だ。
扱う商品を「惚れた女」のように「我が子」のように思って
制作にあたらないと、なかなかいいものは作れない。


この呉服屋さん、きっと素晴らしい職人さんだったんだろうな。
仕事を進める上で、思うに任せない事も多々あるけれど
そんな時には、この人の話を思い出して
精進するよう努めたいと思う、今日この頃でございマスデス。


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〈着物暮らし、和装小物〉の過去記事はこちらを見てね→過去記事のご紹介[ 着物暮らし、和装小物]


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鈴木道子

comichiko

Author:comichiko
フリーランスのグラフィックデザイナー。グラフィック全般、ブックデザイン、パッケージ、イラストレーションなどを制作。2017年3月にオープンした、ネットショップ猫汕雑貨店(ねこあみざっかてん)店長。

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