前に書いた
マイ箸袋の記事に、ブログ友達の
kagawaさんから
とても興味深いコメントをいただきました。
『私も、マイ箸を持ち歩こうと思っていたのです。
ある林業従事者の方のお話
「最近の林業の衰退は、間伐材の利用が少なくなったから
(間伐材がお金にならなくなったから)
木を大きく育てようとすると間伐してやる必要があるのです
割り箸は、成木を切っていると自然破壊になるのですが
(特に他国の木材を切ったりすると)、
日本の間伐材で作った割り箸をぜひ利用してください」
そうか~ということで、最近私は割り箸を使っているのですが、
問題は、どれが日本の間伐材で作った割り箸なのかわからないこと
お店に表示していただくほかないのかしら』
kagawaさん、どうもありがとうございます。
今回は間伐材について、思う事など書いていくね。
間伐は木々の間が込み合って弱った木や、
湾曲して材木として使いづらい木などを取り除き
森林を健康な状態に保つために必要な作業。
前は割り箸をはじめ、いろいろな形で利用されていたのだけど
現在では安価な輸入材に押されて
間伐の管理放棄されている森林がたくさんあるらしい。
輸入材は中国やインドネシアのものが多いそうだが
そのほどんどが間伐材ではなく、
森林そのものを伐採しているのが現状。
でもkagawaさんがおっしゃっているように
お店で出される割り箸が、国産の間伐材を使っているものか
輸入されたものかって、わからないよね。
ひとつの目安として、国産の間伐材を利用した製品につけられる
「全国森林組合連合会 間伐材マーク」のついたものを
利用するようにするって方法もあると思う。
全国森林組合連合会 間伐材マークはこちらに載っているので
興味のある方は見てみてね。
↓
全国森林組合連合会 間伐材マーク事務局ところで割り箸について、
東京都公式ホームページに、
以下のような事が書かれていた。
*〈 〉内は東京都公式ホームページからの引用文
割りばしに含まれている漂白剤(亜硫酸塩類)の検査を実施したところ
〈国産の表示のある竹製割ばしのうち
原料竹の産地表示のなかった4検体中3検体から、亜硫酸塩を検出した。
(検出範囲:1膳当たり1.3~8.3mg)
これらの竹製割ばしについて、原料竹の産地を調査したところ、
すべて中国産のものであった。〉
ダメじゃん。
国産って表示しちゃあ。
ただし今回の東京都の検査では、
厚生労働省から示された割り箸の防かび剤及び漂白剤の
1膳当たりの溶出量の目安を超えるものは
検体の中にはなかったそうだ。
ちなみにこの漂白剤(亜硫酸塩類)というのは
〈大量投与により、骨髄萎縮、胃腸粘膜の刺激、
各種臓器出血が認められている。〉そうだが
〈食品の漂白剤、保存料又は酸化防止剤として、
我が国において食品添加物として指定されている。〉
この漂白剤(亜硫酸塩類)は輸入材の割り箸に限らず
国産の割り箸にも使われているもの。
食品添加物としては、かんぴょう、乾燥果実(干しぶどうを除く)、
こんにゃく粉、乾燥マッシュポテト、果実酒、雑酒、
水あめ、甘納豆、煮豆、えび(むき身)などに使われている。
大量投与じゃなければ大丈夫って言われても
私はちょっと気持ち悪いなぁ。
毎日のように割り箸を使う人もいる事だし
それって、どうなんだろう?
ちょっと話がそれちゃったね。
間伐材に戻りましょう。
間伐材の利用は割り箸だけでなく、
間伐紙、文房具、歩道用防護柵、テーブルやベンチ、
パーゴラやフェンス、ウッドチップなどなど
いろいろと工夫されている。
港区芝公園では遊歩道に間伐材のウッドチップを利用している。
ウッドチップは雑草防止や泥濘防止の効果があり
1年~1年半で土の栄養となりながら自然に還る。
下の土が見えてきたら、ウッドチップを足しながら管理するそうだ。
ちなみにうちでやっている間伐材利用はダーリンの日曜大工。
これは前にご紹介したチェスト

この写真では見えないけど、中の柱は全部間伐材の丸太を利用したもの。
こちらは作りかけの本棚。

これも丸太を利用してつくっている。
最近では趣味のDIYを楽しむ人も増えているので
個人需要を掘り起こせば、
意外と馬鹿にならない市場になるかもね。
森林保護のためにも、間伐材は積極的に利用したいもの。
素敵なアイデアで、間伐材がいろんな製品になって
利用者が増えていくといいなって願ってる。
長々と書いた駄文に
今日も最後までお付き合いいただき
本当にありがとうございました!
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